Lean UXの基盤と原則

Lean UXとは

Lean UXはリーンスタートアップの原則をユーザーエクスペリエンス(UX)デザインに適用し、プロダクト開発そのものから無駄を省句ことにより短期間でユーザーにとって最適なデザイン、プロダクトを導きだす。

基本的な考え方は、つぎの3つから構成させる。

デザイン思考は「ビジネスにおけるすべての側面に対して、デザイン手法でアプローチすることができる」という立場をとり、デザイナーは従来の役割に制限されることなく、組織内の境界線を越えて仕事ができるようになる。

アジャイル開発の4つのコアバリューをプロダクトデザインに適応する。

  • プロセスやツールよりも、対人のコミュニケーションを
  • 包括的なドキュメントより動くソフトウェアを
  • 交渉よりもユーザーとの強調を
  • 計画に従うより、変化への対応を

リーンスタートアップは、「構築(Build)」「計測(Measure)」「学習(Lean)」のフィードバックループによりプロジェクトのリスクを減らし、学習サイクルを迅速にまわす。

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LEAN UXの基盤と原則

Lean UXの原則

チームビルディングに関する原則

  • 部門横断的なチーム
  • 小規模で同一の場所にいるチーム
  • 自己充足的で、権限を持つチーム
  • 課題焦点型のチーム

チームや組織文化の指針となる原則

  • 疑問から確信へ
  • 結果(アウトプット)ではなく、成果(アウトカム)を重視する
  • 無駄を省く
  • 共通理解を生み出す
  • ユニコーンエバンジェリストやヒーローは不要
  • 失敗を許容する

プロセスの指針となる原則

  • バッチサイズを小さくしてリスクを減らす
  • 継続的に発見する
  • GOOB:新たなユーザー中心思考を用いる
  • 仕事を外面化する
  • 分析よりも形にする
  • 中間生成物中心の仕事の進め方から脱却する