Hacking Growth グロースハック チーム構成について

この記事は、「Hacking Growth グロースハック完全読本」を読んでポイントとなるところを個人的にメモしたものです。 もし、サービス開発に携わっている方で、もっと成長させたいと思っている方のヒントになれば幸いです。

グロースチームの構成

グロースハックは、プロダクトに関わるあらゆる職種が協業しサービスを成長させます。 次のような役割(ロール)があります。

グロースリード

責務

チームをマネジメントし、アイデア生成と実験に積極的に関わる現場のリーダーとして立ちまわる。 実験の工程とリズムを定め、チーム目標の達成度を管理する。

マネージャー、プロダクトオーナー、データサイエンティストを合わせたような役割を担う。

  • OKR、KPIの設定する
  • 上記の目標から外れたアイデアなど、チームが脱線しないように監視する

日々すべきことは、プロダクトオーナーに近い内容です。 現在の指標を測定、モニタリングし指標の変化をいち早く察知する。スキルセットは、データ分析の素養、プロダクトマネジメント、実験の計画・運用の理解する。 メンタルセットは、強いリーダー湿布でチームの集中力を高め、失敗しても実験のリズムが落ちないようにメンバーのモチベーションを維持ができる。

プロダクトマネジャー

プロダクトのさまざまな要素を形にする過程を監督する

ソフトウェアエンジニア

機能実装をするソフトウェアエンジニア、新製品や新機能の検討プロセスから入りエンジニアリングの手法を持ち込む。

マーケティングスペシャリスト

グロース専属のマーケティングをする。必要なマーケティング知識は、グロースのスコープが獲得・維持・収益化などどの部分かで変わる。

データアナリスト

実験のアイデアへの洞察を得るために顧客データの収集・整理・分析を行う。

プロダクトデザイナー

製品を通じて、ユーザーが体験する価値を最大化させるデザイナー。

チーム規模

組織の規模、サービスの規模によりグロースチームの規模もさまざまな形をとる。上記のロールを兼任することもある。

私たちが明日からできること

この記事を読んでいる方なら、インセプションデッキは作成していると思います。 「俺たちの”Aチーム”(何がどれだけ必要なのか)」に能力・期待することと合わせて、次のように責務を書くようにすれば良いと思います。 できるだけ、専任の方が良いですが、限られたリソースで最大限のパフォーマンスを出せるようなチーム体制を組みましょう。

ロール 担当者 責務(現状の課題に合わせて、具体的に書く)
グロースリード
プロダクトマネジャー
ソフトウェアエンジニア
マーケティングスペシャリスト
データアナリスト
プロダクトデザイナー

最後に

この記事の元ネタの書籍は、つぎの「Hacking Growth グロースハック完全読本」です。より詳細な内容を学ぶには、自身で読んでください。

Hacking Growth グロースハック完全読本

Hacking Growth グロースハック完全読本