問題解決の「問題を特定」

分解と深堀は異なる

問題を絞り込む際、切り口を考える上で理解しておくことは「分解」と「深堀り」は違うということ。

項目 分解 深堀り
目的 問題の所在地を突き止める、Where:どこが悪い? 問題の原因を突き止める : Why: なぜ悪い?
意味 あるものを「単に分ける」同次元のMECE あるものの「因果」「理由」を考える

例として、「レストランの売上が減少している」という問題があるとする。 「売上減少」を分解するということは、「売上」を分けるとどうなるかを考える。

  • 新規客の売上が減少している
  • リピーターの売上が減少している

「売上減少」を深堀りするということは、「売上」が減少している原因・理由を考える。

  • 味が悪い
  • 量が少ない
  • 冷めている

問題解決のフェーズとでいうと、分解は「問題を特定する」ときに、深堀は「原因を追求する」ときに思考する。

多数の切り口

「問題を特定する」ときに感度の良い切り口を探します。Try & Errorを繰り返しながら、何度も思考しなければなりません。 次のような切り口を参考にしながら、探しましょう。

切り口 問題
WHEN いつ発生した問題か
WHERE どこで発生した問題か
WHO 誰が起こした問題か
WHAT 何についての問題か

上記の切り口を複数くみあわせ、マトリクスを作成することも有効です。