Ccacheを有効にして、ビルドSpeedUp

新しいPCを手に入れたので、Build関連の情報をまとめます。


Ccacheの設定方法はこちらを参照。
http://source.android.com/source/initializing.html#ccache

.bashrcに追記

export USE_CCACHE=1
export CCACHE_DIR= <YOUR_CACHE_DIRECTORY>/.ccache

ビルド環境のrootでccaheの設定をする。
とりあえず、4Gほどセット。

$ prebuilt/linux-x86/ccache/ccache -M 4G

ビルド時間の計測

ccacheを有効にすることで、どのぐらい効果があるのか計測しました。
ビルド対象はICSのandroid-4.0.3_r1です。

まずは、PCスペック

PC:Dell Optiplex 990
SSD:128GB
memory:16GB
CPU:Corei7 2600
OS:Ubuntu 10.04LTS

Build:1回目

ccacheがない状態です。ビルド実行。

$ . build/envsetup.sh
$ lunch full_maguro-userdebug
$ time make -j8


Time:

real 32m8.076s
user 249m16.350s
sys 13m3.600s


通常のFull Build時間と変わりません。

Build:2回目

ccacheが存在する状態です。
outフォルダを削除後、Full buildを実行しました。

$ make clean
$ time make -j8


Time:

real 14m8.495s
user 109m16.720s
sys 7m55.320s

効果

Ccacheを有効にしたことにより、Full Build実行時間が32分8秒から14分8秒とSpeed Upしました。
ざっくりと50%の時間削減です。

UbuntuSSD上にインストールしたこともあり、ccacheへのアクセススピードもUpしていますので、より効果が現れました。


今回、計測に使用したSSDはこちら。